某週刊誌のコラムで。

ある女の子が幼稚園の入園試験を受けた。身体測定で名前を聞かれ、「知らない人には名前を教えない」と断ったという。裸にした上名前を聞くのは失礼だ、と母親には言ったらしい。

で、このコラムの筆者は「女は三歳児でも恥の概念がある」というふうにつなげていくのですが、この場面を想像して不覚にもワタシ、笑ってしまいました。うちの娘、言いそう。(笑)朝の通勤電車の中だったので周りの方はさぞや不気味だったことでしょう。
で、ひとしきり笑った後、考えました。
ワタシも身体測定なるものを幼稚園(の頃は覚えておりませんが)から小・中・高・社会人(大学ではやった記憶がありません)と30年以上何の疑問もなく受け入れてきましたが、学校において果たして身体測定が必要なんでしょうか。
いうまでもなく身体測定で得られる情報はとてもプライバシー性が高い情報です。身長・体重・胸囲・座高などは、それがウリになる商売でない限りは*1知られたくない情報でしょう。それをさも当然のように学校の中で測定し、集める。また、それ以前に測られる、記録されること自体がとても不愉快なはずです。*2
人間ドックなどでの健康診断・身体測定はまぁ、致し方ないです。自分が望んでやってることですし。でも学校でそれを一律におこなうことが問題で、学校はその情報を集めて果たしてどうするの?という気がします。個々の発育に従った教育をやる、とでも言うのでしょうか。
よく、「最近の子は昔に比べて成長が早いが体力は劣っている」などという報道を耳にするのですが、そういった統計に利用されていると想像はつきますが、それ以外に何かあるのでしょうか。
まじめに考えていくと「学校教育で学校が押さえているべき情報は?」「果たして学校教育とは何をするべきなのか?」という話題になるのですが、そこまで考察している時間はありませんのでこの辺で。
ただ、学校教育の場で身体測定はいらない、やるなら任意、というのが基本だと今は思っています。((この意見は将来変わる可能性があります)

*1:モデル・芸能人などですね

*2:少なくともワタシは愉快ではありません