J2EEカンファレンス

http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/J2EE0714/

行ってきました。
全体として、得るものはあったと思います。

オープニング・パネル・ディスカッションはなかなかおもしろかったです。
まぁ、ディスカッションまではいかなかったのですが。

EoD、ということで今後のJava開発はIDEで、ということになりそうな感じです。
レーニングという意味ではエディタ+JDKというパターンもあり、で、とても重要
なのですが。
ただ、ワタシ的にはVBライク=EoD(開発しやすい)というのはどうも違和感があります。
VBって、本当に簡単なのかしら?どうもGUIをいじるとコードに落ちて、という世界が今ひとつなじみません。まあワタシが開発者ではないせいかもしれませんが。

Javaオープンソース化について、サンの石原直樹氏より解説がありました。要点としては

  • サンはJavaに対してCopyright Holderであり、下手なことはいえない*1
  • Javaソースコードは'98/12にすでに閲覧可能である(SCSLライセンス)。
  • Javaオープンソースの方向に向かっていることは間違いない。ただし、以下の問題もある。
    • 互換性の維持(WORA)。オープンソース化され、互換性のない(あるいは不十分な)Java実行環境が登場してしまうことはユーザ・ベンダ双方にとってマイナス。
    • Javaにあうライセンス形態は何なのか?GPLLGPLBSD系かあるいはそれ以外か?検討が必要。
    • そもそもオープンソース化の根拠が薄いのでは?オープンソース化を望む人はJRE(JVM?)を作りたい人であり、そのような人はどのくらいのパーセンテージでいるのか?

オープンソース化の話はいちいち腑に落ちる話で、ワタシ的には現状維持でよい、と思います。

また、イーシーワン最首氏のパネルディスカッション中、Agitatorというツールに衝撃を受けました。これは

  • ソースコードを分析・テストをしてそのコードの品質を評価・向上をはかる

というツールなのですが、衝撃を受けました。どう衝撃を受けたか、なかなか文章で説明するのは困難なのですが、一度使ってみたい、と思わせるツールでした。でも高いんだろうなぁ。

ラクルは1,980円のJDeveloper10gを売り込んでおりました。でも、ワタシ前にも書いたのですが*2、この1,980円にはとても懐疑的です。企業ベースで本当に価値のあるものであれば2000円も20000円もそう変わらないはずですし、個人ベースでJ2EEアプリケーションを作る人は果たしてどれくらいいるのでしょうか。う〜ん、誰に売るんだろう・・・まぁ、興味はあるのでWatchは続けるつもりです。

*1:そりゃそうですわな

*2:http://d.hatena.ne.jp/waraya/20040618#p3